メディカルアロマセラピーとは

メディカルアロマとは

メディカルアロマセラピーという言葉を知っていますか?
アロマテラピーはアロマオイルの匂いを使ってリラックスしたり美容を目的としたものですが、それとは違い、メディカルアロマセラピーは精油の薬理効果を使って、体の内側から不調の軽減に働きかける力があります。
今回は、医療や福祉現場で導入が進んでいるメディカルアロマセラピーについてそのメカニズムやアロマの効用をご紹介していきます。

メディカルアロマテラピーとは

現代社会は、かつてないほど複雑になり、心と体のバランスを崩してストレスを抱える人が増えています。
そのケア方法の一つとして、注目を浴びているのがメディカルアロマ です。
メディァルアロマは、アロマセラピーの知識だけではなく心理学や基礎医学、メディカルハーブなど、幅広い知識を用い、精油の機能や効果を心と体の不調に活かす、現代社会にあった心と体の新しいケア方法なのです。

感情や気分が変わるメカニズム

私たちの気質と体質を形成する要素の核となっているのは脳の中にあるモノアミンという神経伝達物質です。
私たちの日常生活における何気ない行動や日々の感情の起伏などは、意欲や元気に関わる乗るアドレナリン、安心感や冷静さに関わるセロトニン、満足感や幸福感に関わるドーパミンなどの脳内モノアミンのバランスのゆるぎが影響しています。
人間にはホメオスタシスという、様々な外から刺激を受けて環境が変わっても、体温や血糖値などの体の中の状況を一定に保とうとする仕組みがあります。
その仕組みは主に自律神経と内分泌系の働きによって維持されます。

良いストレスと悪いストレス

ストレスにも良いストレスと悪いストレスがあり、良いストレスとは良いしげきをうけることで意欲や向上心が高まったり、自分の成長に繋がったりしますが、その刺激が強すぎたり、長く続いてしまうと、心身ともに疲弊し、疲労が溜まって、心身のバランスを崩すとも考えられます。
ストレスがあらゆる不調、病の引き金といっても過言ではありません。
そこで、人を”病名”や”臓器”別ではなく、自律神経系と内分泌系などの”状況別”、”役割別”に分類している東洋医学の考え方は最もシンプルに人の体を医学的に考えています。
そうした東洋医学と西洋医学の融合が医療の一環であり、メディカルアロマセラピーがその一つの方法です。

なぜアロマが効くのか

アロマセラピーの具体的な施術方法としては精油の香りを嗅いだり、ホホバオイルなどの植物オイルで精油を希釈して皮膚に塗布したり、マッサージをしたりするのが一般的です。
その中でも、精油成分を体内に取り入れる方法では、吸入が最も早く、最も古い方法と言われています。
嗅覚は人間の五感の中で唯一大脳辺縁系という本能の脳と連動しているだけでなく、嗅覚のある脳のエリアは感情のプロセスを司る扁桃核や学習や記憶に関連する海馬、自律神経の司令塔である視床下部に密接であり、人間の機能維持に重要な部分です。
つまり、アロマ=精油は単なる“いい香り”だけに留まらず、脳内神経物質の観点から人間の体調や感情をコントロールできると考えられます。

まとめ

メディカルアロマセラピーは、病気の治療や症状の緩和を目的としている医療行為の一つです。
しかし、これにはもっと広い範囲の守備範囲があり、ストレスや治療目的だけでなく、看護や介護領域で用いるアロマセラピーなども含まれています。
メディカルアロマを学びたいと考えている方は、ぜひ参考にしていただきたいです。

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